KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~






「これでも、鋼柳と同い年だっ





悪かったな!!」





啓汰はプイッとそっぽを向く





「啓汰はお子ちゃまだからいいんだよ





啓汰が俺みたいな性格だったら…嫌だろ?」





俺は所長に話かける





「確かに……鋼柳みたいな性格は……大変そうだな





…啓汰でよかった」





軽く酷いことを言ってるように聞こえるが、実際そうだ





啓汰は、単純で馬鹿でお子ちゃま…





だけど、それがいいんだ





無駄に考えを持っているやつより、まだ全然いい





「どういう意味だよ?」





一人、会話に入ってこれない啓汰





どこか不満そうにしている





「大人の話だよ!





お子ちゃまには分かんねぇのさ」