「さて…俺はここにいるから、くさぐれもこっちには飛んでこないように… じゃ、二人とも真ん中に立って背中合わせて… …ルール…… さきに急所に傷をつけた方が勝ち または、確実に殺せる状況になった方の勝ち 審判は俺 俺が終わりと言うまではずっと続けること 以上。 では…… スタート!」 所長がスタートと言った途端、俺達は動き出す 前方に跳び、後ろにいる啓汰を見る 啓汰も、前方に跳んだようだ 俺は櫻華を鞘から抜く 「マジかよ…… 鋼柳が刀を抜くの、初めて見た……」