KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~







所長のその言葉に、黙りこんでしまった昇





「………





とりあえず、こういう作戦だから。





あみのことだから、気付くかもしれないが……





その時は…昇、頼むぞ」





昇は黙ったまま小さく頷いた





………あれ?





今思ったんだけど、俺が昇と一緒にいる必要なくね?





結局、話をするのも、気付かれた場合に殺すのも昇だろ?





「……俺、なんで昇と一緒に行動しなきゃいけねぇの?」





何もしないで昇の後ろにいるくらいだったら、他の奴らと一緒に雑魚を殺してた方がいい





「…鋼柳は、もし昇が殺されそうになった時、あみを殺すんだ」