俺と昇を残した全員が出ていった後、所長は口を開いた 「……悪いな… ……昇とあみは仲が良かったのに、こんな仕事……」 所長は、申し訳なさそうにそう言った 「気にしないでください あみとはただの仕事仲間… 仕事仲間が一人いなくなっただけで、何とも思いません」 無表情でそう答える昇に、所長は一瞬顔を曇らせたが、すぐに仕事の顔に戻る 「では、今から作戦の説明をする …昇が1番重要なんだ、しっかりやってくれよ」 所長は、机の中から紙とペンを出しながら、そう言った