まぁ、その話はいいとして…
「…姉崎、どうすんの??」
このまま放っておくわけにもいかないだろ
「…どうするって言われてもねぇ…?
置いて行くしかないんじゃないかな??」
なかなかキッパリ言うな、昇も…
「でも、もし目が覚めて誰もいなかったら…
あいつ、家に帰るんじゃねぇ?」
まさか大人しく俺らの帰りを待っていることはないだろう?
「う~ん…
そんなこと言われても…
璃那ちゃんを連れて行くわけにはいかないし、俺たちのどっちかが璃那ちゃんについてあげるわけにもいかないし…」
確かにそうだけど…
さすがに一人でここに置いていくのは…安心できない
「とりあえず、起きたら俺の携帯に電話してもらうか~…」
昇はそう言って、ペンと紙を手にとり、何かを書き始めた

