相馬サンは私と目を合わせこう言った。


「この会社の名前は君の名前からとったんだ。お母さんと君が産まれてくるのを楽しみにしながら、二人で話していた時に、お母さんが『茉莉亜って名前がいい。』と言っていたからね。」


そう言った相馬サンの目は、すごく優しくて、私の心が温かくなった。


「おとー…サン…?」


知らない内に頬に涙が伝っていた。


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