浪々と、俺の耳に聞こえてくるのは『帰って来れない』という、俺の、魂の言葉。



レンタルのようなだ…まる……俺の、身体だったのに…こんなに早く、サヨナラを言わなきゃならないとは…



ルンルン気分の旅立ちとは、とうてい行かない。でも、さして、悲しくもない。不思議な気持ちだ。









リンっと、鈴の音が聞こえた。



ランダムに、色んな高さの鈴の音が、小さく鳴り響く。