薔薇の王女

「クレア様!お召し物が!」

その侍女の一言で食事をしていた人が一斉に私の方を見た

「まったく、ホントにだらしのない妹ね。こんな妹をもって恥ずかしいわ」

「クスッ…」

「さすが、阿呆姫と呼ばれる事はある…」

そんな声が周りからヒソヒソと聞こえ


私は悲しみと恥ずかしさでうつむいてしまって

だんだんヒソヒソ声が笑い声になり

「お前みたいな恥さらしはその濡れた服を来ていればいいわ!」

そうお姉さまに言われて

その場でうずくまってしまった