侍女は鋭い目付きでこっちを見ている。
「私と隣にいるケビンは見回りの兵でございます。貴方方は侍女と見受けしますが王女様への態度無礼過ぎると思いますが」
ケビンも頷いてくれ、俺も少し安心したが
「たがが一兵が随分大きな態度をとりますね、この王女様は口が聞けぬ方なのです。それゆえ、周りからは阿呆姫と言われております」
そう言うと王女の手を引きさっさと城の奥に消えて行った。