「私達は他の国との婚姻がどれほど危険なものかを今回のスペインとの戦いで知りました、あのような事はもう二度と起こしたくはない。婚約の話の前に大切な事を…」
「クレア…?」
すっ、とお姉様の前に出て膝をつく、その頭にお姉様の手が乗る。
「ここに女王として宣言する。クレアを女王として、私達二人の女王によりこの国を治める。」
静まる部屋の中、誰も声を出せずにただ驚くあまり
その中
アイクは人々の中から前に出てきて膝をついた。
「それはクレア王女様とメアリ女王様二人が共にこの国を治めるということですね?」
私は立ち上がりアイクに駆け寄る。
「はい、アイク私女王陛下を支えたいの。それに今宗教問題やスペインとの戦いで大変な思いをさせてしまった人達を助けたいの…私のこと認めてくれますか…?」


