「かはっ…強い…だがっ!」


すぐに立ち上がり再び剣を構える。力ではかなわない、ならば速さで勝負だ。

一呼吸をして落ち着かせる

そして攻める

「無駄無駄!またぶっ飛ばして頭割ってやるよ~!!」


降り下ろされる前に避ける、身体全身で空気を読み次の攻撃を読む。何度も大きな斧を降り下ろす事による動きが鈍くなる一瞬の隙を


「はぁはぁ…うざってぇ。ちょこまかと!!」


フラッ


「今だ!」

一瞬の隙、これを待っていた



「はぁぁ!!」






ザクッ…


「あ、あれ?俺の頭に何で剣…が…」


バタン



「さぁ、終わりだ。降伏しろ。」


司令官は無言でナイフで自分の首を突き果てた。


「あああ…司令官…誰か助けて…何で僕がこんな目に…」


王子は震えて涙を流している、もう決着は着いたな。



「一緒に来てもらおう。」


「嫌だぁ!死にたくない!父上~母上~!!」

やれやれ。子供には責任が重すぎたな