なら、すぐに港に行かないと!!もう日にちも時間もない!


「お姉様、今から港に行ってある人物に会って来ます。もしかしたらこの状況を変えられるかもしれない。」



「……分かったわ、すぐに向かいなさい。」



頭を下げて慌てて出ようとすると



「気をつけて行きなさい。」


そうお姉様が言ってくれた。











「クレア様本当にその少年はいるのですか?」


ガタガタと揺れる馬車の中でついてきてくれたアイクとセシルに聞かれる。港まで後少し


「いるはずよ、絶対に。」


確証はないけど今はそんな事気にしていられない。馬車が止まり港に着くと早速カイを探し始めた。