部屋に戻る途中に、

何故か無性にセシルに会いたくなった


「私少し忘れ物をしたから先に部屋に向かっていて?」


侍女達に適当な嘘をついて、先に部屋に向かってもらった




さてと


えっと確かセシルは…





今日はフェリンペ王子の家臣の護衛に

だから



「とりあえずスペインの方達のいる部屋の所に行ってみよう」





私は侍女に見つからぬ様にコソコソしながら向かった