薔薇の王女

「俺はあなたが大きな怪我をしてしまったらと思うと…心配なんだ」


また優しいキスをする


「でも私強くなりたいの。今まで大切な人を守れなかった、だから次こそは絶対に守りたい…そう思ったから」


すっ、とまた私の袖をめくり


痣が見えると


「これくらいの痣俺はいくつもある。そんな事で嫌いになるほど俺は浅い気持ちであなたを愛していない」


そして


痣の部分に口づけされ


もう私は爆発寸前


顔も熱すぎて


「俺はいつでも本気だ」


「私もあなたが愛しい…」



さっきからキスばっかりしてる


まさか自分からなんて


恥ずかしかったけど彼に嫌われてしまうなら


それくらい平気






って思ってしまうくらい彼に夢中な私