「間合いを詰めすぎないように、あなたは力ではどうしても男には勝てません」

アイクは剣を鞘に収めると落ちている剣を拾い渡してくれ


それを受けとり私も鞘に収める


「力で劣る分を速さで補うのです、そうすれば対等に戦えるはず。相手の動きを読む事が大切なこと」


「ええ、分かったわアイク。次の時はそのことを頭に入れてやってみる」


アイクは笑いながら頷いた


綺麗な蒼い髪が揺れ瞳も蒼くなる


私はアイクのこの瞳が好き


何一つ曇りのない澄んだ蒼い瞳


「クレア様も汗をかいておられでしょう…一度部屋に戻られては?」