キィン―――



キィン―――



「遅い!!もっと速く!!」


「はい!!」


空がまだ青い朝


騎士達の練習場に声が響き渡る


「まだ速く動けるはずです、クレア様」

「分かったわ、アイク!!」


騎士達が見守る中私はアイクに剣術を教えてもらっている


もちろん最初は本物の剣じゃななくて木の棒で教えてもらっていたけれど


つい最近から本物の剣を手にして練習している


「やぁ―――!!」

アイクに向かって剣を振る


でもそれはいつも受け止められ


カチカチと剣と剣が当たる音がして


ガキン


剣を弾かれ落とししまった