私を必要としてくれる少女


私に手を差しのべてくれ救ってくれた少女


その背中に俺も腕を回し抱きしめる


お互いの心臓の音が聞こえるくらい緊張したけれど、それよりも抱きしめたかった


「ちょっと…苦しいわよレオ」


「す、すみません。抱きしめる事なんて初めてなもので…」

パッと離れようとしたけど


「離れてとは言ってないじゃない、にぶいわね」


そう言う少女の顔は

「メアリ様…お顔が真っ赤ですよ」


もうびっくりするくらい赤く、今来ていられるドレスの色みたいに