「レオナルドはまた部屋?」


「お母様あいつ暗くて変なやつ!!」


「仕方ないだろ…あいつの父の遺産は馬鹿にならん…」



そんな声が聞こえてるのは分かってた


私はその日親戚達が愚痴をこぼしながら食事をしている部屋を横切り


外に出た


雲一つない青空、こんな日はお母様と一緒に過ごしていた





門を通り足を進める

どこに行くかなんて決めていない。でもあの家にはもう自分の居場所なんてなく

とにかく離れたかったんだ