薔薇の王女

「いいのよレオ」


その言葉も私の前に立ち睨み合う彼らには聞こえず


「オスカー殿、陛下は疲れておられます。話は後日にお願い申します」


「フン…レオナルド殿そなたみたいな身分の低い者がどうして私に意見を?

身分をわきまえてはいかがかな?」


そんな言葉もレオは耳も貸さず一礼して私の手をとりその場から立ち去った。
















「あの男……私に逆らうことがどれほどの事か








思いしらせてやるぞ」