「これで女王陛下に刃向かう者はいなくなりましたな。」


ロンドン塔から城に帰り自室に向かってる中、家臣のオスカーは笑みを浮かべながら私に問いかける。


「ええ、これでもう誰も馬鹿な事は考えず行動にも起こさないでしょう」


オスカーの顔も見ずそう答える





私はこの男が好きじゃない


自分の血筋を鼻にかける性格。そのくせに口だけは達者なこの男