薔薇の王女



「ではクレア様に面会を希望します」

「クレアに?」


「はい、クレア様は私の亡き妻が可愛がってた方なので…亡き妻の話でも」


この希望が通らなければ俺は…


沈黙が流れる

俺は全身に汗をかいてるのが分かりこぐりと唾を飲む。






「いいわ。明日面会を許可する、クレアには今日伝えるわ」






ふぅ、何とか希望は通ったな

一息つき俺は頭を下げる

女王は身体を翻し部屋を後にしようとした


が…


「ウィリアム、一つだけ忠告するわ」


「忠告とは…?」


「私達姉妹を甘くみないことね…クレアは妹とは思ってないけど私と同じ父の血をひいてるの」


なっ…


全て見透かされてる感じがし、目を見開いてメアリを見る


「それだけよ…じゃあ」

そう言い扉は閉まり俺はまたベッドに座りため息をつく