薔薇の王女

「ひねくれたギルフォードを愛してるってことをね」

「……ひねくれは余計だ」

苦笑いを浮かべながら振り向いてまた抱きしめてくれる


お互い顔を見ながら笑い、また抱き合う

「乳臭い娘はあなたが大好きよ!!」


「あれは!!ただの……照れ隠しだ」


そう言って私の唇を塞ぐ

それに答える様に私も自分から口づけを求める



「はぁ……んっ」

唇が重なり合う音だけが部屋に響き、私はベッドに連れて行かれ

ゆっくり寝かされ


「愛してるフィナ」

「私もよギルフォード」