皆で泣いていると突然扉が開き

ウィリアムが入って来た。

「エドワード陛下…妻のアメリアに続きこんな不幸が…」

ウィリアムは目尻に手を当て立ち尽くしていて

「すぐに国中に知らせましょう、明日エドワード陛下の遺言書をお渡しいたしますので…」

そう言い残すと部屋を後にし、私はもう一度弟の顔を見た

さっきまでの苦しそうな表情はしてなくて

とても穏やかな表情をして

エドワード?辛かったよね?

もう苦しまなくていいから、無理しなくていいから

だから


だからゆっくりお休み。

あなたの会いたかったお母様に会えたらいいね。