「フィナ?どうして?」


「私怖いの。お父様は前々から決まってたことだって言うけど、私何か嫌な感じがする」

私の背中に回した腕に力が入るのが分かる

「クレアともっと一緒にいたかった。結婚なんてまだ先だって思ってたから。」

フィナ

不安よね?いきなり結婚なんて言われたら

でもね

「フィナ、私会えなくなるのは寂しいけど、だからと言って私達が友人じゃなくなる事ないわ。」

「クレア?私会えなくなっても友人でいてくれるの?」

「私はどんなことがあってもフィナは大切な友人よ!だからね!ずっと会えないわけじゃないから…私も会いに行くから!」

「ううう…クレアぁぁぁぁ!!」

フィナは声を上げて泣いた

私も我慢出来ず泣いた

こんなにも悲しいなんて

フィナあなたは私の大切な人









けど私達は気づかなかった




既に王朝の陰謀に巻き込まれてることに