薔薇の王女

うっ…

確かに「王女なのですから!」って周りに言われたけど

あの頃は毎日ただ生きてるって感じで

誰とも関わらないようにしてた


「フィナは凄いね、綺麗だしお洒落だし。その栗色の髪もきれいだわ。」

「クレアだってその赤みのかかった金色の髪、いいなって思う。」

お互いを誉めあって何してんだ私達

(クスッ)

「「ふふっ、あはは!」」
二人しておっきな声で笑った。









「ねぇクレア?好きな人とかっているの?」