薔薇の王女

「ぐっ・・・むぅ」

そうだ、前プロキナの森で俺が爆風で吹っ飛ばされて気を失った時ケビンが城まで馬に乗せた運んでくれたんだった。

「セシルったら全然起きねぇんだもん、俺お前を前に座らして馬で帰ってきたんだよ?あぁ~お前がそんな恩知らずな奴だったなんて!」

このやろ!!こんな時に卑怯だ!


「………名前はやはり言えん。ただお前も知っている人物だ。」

「俺も??綺麗な人沢山知り合いいるからなぁ~」



べチョッ!!

「うわっ!!冷てっ!何すんだよセシル!」

俺はケビンが投げて来た布を投げ返してやった、ケビンは恨めしそうにこっちを睨んだ。