薔薇の王女

馬鹿な女

父にさえバレてなければ平気だなんて

考えが甘いわ!!



私はすぐにその事を父に知らせた、最初は信じなかった父も証拠の手紙を見せると顔を真っ赤にして怒りをあらわにし

「キャサリンを貫通の罪で処刑せよ。」
その事を家臣に伝えるとロンドン塔に向かう為に部屋を出て行った。

「ふふ…キャサリン、あなたの負けよ。今度は私の番…」

笑いが止まらない

こんなにもあっさりとあの女の首をはねれるなんて

グシャグシャと証拠の手紙を丸め暖炉に投げ捨て


何かが私の中で壊れた感じがした。心が?それとも違う何か?


分からない。


でも分かったのは一つだけ、キャサリンはもう私を苛めることが出来ない



だってはねられるものね


その首を…





邪魔者なんてこんなに簡単に消せるのね