薔薇の王女

日は落ち周りも暗くなる頃

城の一室に灯りがともる。そこには一人の女性が座っている、女性は疲れた様子で長椅子に座りながら目を閉じていて

「メアリ様?お疲れですか?」

メアリの脱いだ服を片付けている侍女が心配そうな顔をしていた。

「さすがにね、今日はもう休むわ。あなたもそれをかたしたら下がっていいから。」

メアリはそう言って侍女を部屋から追い出し、また目を閉じる。