薔薇の王女

そう

これで計画を知る者はこの二人と後一人のみと言う事、あの男の始末はまた別の機会に考えよう。

ふふふ・・・

なんとしても手に入れたい・・・あの王冠、この国の富を

「くっくっ、まぁいいさ。次の計画に移ろう。」

「はは、そうですね。まさかあなた程の方がこんな恐ろしい事を考えてるとは」
「不服か?」

「いえ、私はあなたが王位を手にした時にいい思いをさせてもらいます。」

二人の男が笑う。お互いが欲しいものがもう少しで手に入る。

私は早くこの手にそのものをおさめたい、その為にもあの者に一度王位についてもらわねば



誰にも気付かれずに計画を進めるとしよう…




くっくっ…