「まったく!!自覚がないってのはホント厄介だよなっ!お前恋してるんだよ、相手は知らないけどさぁ~」

俺はまさかの言葉に頭が真っ白になった。

俺が恋?

女なんてこの20年生きてきて一度も興味を持たなかった俺が?

俺が何も言わず立ってるとケビンは確信したのか

「図星みたいだな!お前が恋かよ~まさか先こされるとはな~」

「恋なんかじゃねえよ。馬鹿ぬかすなよ」

「じきに自分でも気づくよ。じゃあ俺寝るわ、おやすみ~恋するセシル君~」

こいつ・・・

俺は自分の枕をケビンに投げつけてベッドに寝転んだ。