薔薇の王女

セシルさんは私に気付いたのかこっちに顔を向ける、私は小走りでセシルさんの隣まで行った。

「ごめんなさい、私遅かったよね?寒いのに…」

「いや、今さっき来たところだから待ってはいない。それよりそんな格好だと寒いだろ」

私は自分の格好を見た

確かにローブ一枚だと春の夜でも寒かった、胸の当たりがスースーする。

「ちょっと寒いかも」

「……ちょっとじゃないだろ。風邪をひいたらどうするんだ...」

そう言ってセシルさんは自分の来ているコートを脱ぐと

ふわっ

えっ??

「俺のを着ろ。臭いが我慢してくれ」

「そんなのセシルさんが風邪ひいちゃう!!」

「俺は身体を鍛えてるから風邪はひかん。いいから着ていろ」




「ありがとう。」