薔薇の王女

エドワードはすぐに自室に運ばれ医師達が診察、治療にかかった。以前息が荒く顔も赤いまま、

「エドワード!!しっかりして!先生エドワードは?」

そう私が聞くと二人いた医師の両方が難しい顔をして

「クレア王女様、今はなんとも言えない状態です。元々心の臓がよろしくないのでおそらく今日が峠でしょう。」

「そんな!エドワード!」

私は弟の手を握った。はぁはぁと苦しそうにしている弟、

「お…かあ…さま…」

小さな声が聞こえそれがエドワードのものであると分かり