似ている?

確かにそう聞こえた。でも誰に?私の知ってる人?

一人でぶつぶつ言いながら考えてると

「あの…姫様」

サシャが小声で私に声をかけた、少し肩をすくめながら顔色を伺う様に

「サシャ先ほどはごめんなさい。私あなたに当たってしまって…本当にごめんなさい」

頭を下げると、いいんですって笑顔で答えてくれた。