フェニックスがしばらくやぶをふみしだいて行くと、小さな森が見えてきた。


もっと歩いて行くと森にちょっと入ってたところに木こり小屋が見える。


斧を借りよう。


フェニックスは木こり小屋まで歩いてドアをたたく。


「誰だ?」


中から怒鳴り声に近い声がする。


「旅のものです。斧を貸してもらえますか?筏を組みたいんです」

ドカ

ドアが開いて白髪混じりの頭の腕が筋肉で盛り上がった男が現れた。


「女か?斧を使えるのかい?」


「使えます。これでも、力はあるんですよ」

「斧を貸してもいいが、勝手に木を切ってもらったら困るんだ」


「切っていい木を教えていただけませんか?」