「タメイキが出るくらいに オトコマエやから?」 笑いながらアタシに言う。 何、自分の都合の いいいように解釈してんのよ。 このため息は西院くんに 会ってしまった失望感からのもの。 なんて言ったところで また何言われるかわからないし 口でも負けてしまうのは わかってるからアタシは何も言わない。 アタシはそのままロッカーの 鍵をあけて傘を出す。