彼とアタシの1週間



彼女たちはアタシのことを
よく知っている。




アタシがよくこうしてパンの話を
しにくるから

いつの間にか覚えてくれるようになった。






だから
月曜が狙い目っていうのも
教えてもらって・・・。




でも
あんなことになってしまって・・・。



いや、そんなこと
考えている場合じゃない。






アタシは大山崎さんに手を合わせて頼んだ。




「お願いしますっ!

今日だけ・・・!アタシに

コロッケパンを回してくださいっ!

1個でいいですからっ!!」