彼とアタシの1週間


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「・・・オバちゃん・・・」




アタシは売り場の用意を
していたオバちゃんに声をかけた。





いつもここは
大山崎(オオヤマザキ)さんと
西京極(ニシキョウゴク)さん

って言う2人のオバちゃんが
切り盛りしている。





そして
今日もいつもの2人が用意を始めていた。





「あの・・・

一生のお願いがあるんですけど・・・」





「あぁ、アヤコちゃん、

どしたん?改まって・・・」


大山崎さんが大きなカゴから
パンを出して並べながら言う。