ま、いっか。 のんびり一人で帰るか・・・。 昇降口に向かう廊下を 歩きながらも さっきのことを思い出す。 本当に彼は・・・ ずっと前から・・・? 西院くんの言葉を ひとつひとつ思い出しては赤面する。 あんなこと・・・言うから・・・。 もう・・・。 わからない・・・。 とにかく、 とりあえず、 あともう少しなんだから。 そう思って気を取り直す。