本当に・・・ アタシこのままじゃ・・・。 今まで以上に 彼を意識してしまう。 こんなんじゃ・・・ アタシ、彼のことが好きだって 認めざるを得ない ・・・じゃないか・・・。 アタシが返事に困っていると 彼は自分の腕時計を見て言った。 「あ、悪い。 俺、ちょっと用事あるから 今日は先に帰ってて?」 そう言って彼は慌てて出していた 教科書やノートを片付け始めた。