彼とアタシの1週間


アタシは一瞬固まる。



「アヤコの脈を感じる」



西院くんはそう言って笑った。





「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」



アタシはびっくりして
思いっきり後ろに退いた。




「なっ・・・なっ・・・!」




「なに?」


呑気に答える彼とは対照的にアタシは
首を押さえながら

ドキドキする心臓を
どうにかおさえようと必死だった。