彼とアタシの1週間


「ちょ・・・何・・・っ!!」



アタシが拒絶しようとしたとき
彼は言った。



「じっとしてて。

髪が校章のピンにもつれてる」




「え?」




その言葉でアタシもじっとして
彼の仕草が終わるのを待った。




「はい、これでオッケー」




「あ・・・ありが・・・」



アタシがそこまで言いかけたとき
彼は再びアタシに手を伸ばして

今度は首筋にそっと手を当て
指をかすかに動かした。