「ちょ・・・何・・・っ!!」 アタシが拒絶しようとしたとき 彼は言った。 「じっとしてて。 髪が校章のピンにもつれてる」 「え?」 その言葉でアタシもじっとして 彼の仕草が終わるのを待った。 「はい、これでオッケー」 「あ・・・ありが・・・」 アタシがそこまで言いかけたとき 彼は再びアタシに手を伸ばして 今度は首筋にそっと手を当て 指をかすかに動かした。