「これ・・・アヤコが・・・?」 「悪い?」 「・・・いや、ありがとう」 そう言って彼は大切そうに おにぎりを受け取った。 なんか ・・・調子狂う。 彼は時々アタシが 思ってもいないことを 言ったりするから。 そのたびにドキンとする。 そう思いながら こんなカッコで教室へ戻ったら きっとまたチヨコに 冷やかされるんだろうな、 って考えた。