それまで アタシが見下ろしていた彼が 今度は見上げる位置になる。 あ、 またなんかヤバイ雰囲気・・・。 そう思った瞬間に彼はアタシの 髪をかき上げ耳元に顔を寄せた。 そして 声を出さずに吐息だけで囁いた。 「ありがとう」 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」