「ほな、こっからやってみ?」 そして彼はアタシに促す。 「あ、うん・・・」 アタシはそう答えて問題に 取り組んでみる。 「えーっと・・・ あ、そっか・・・ わかっ・・・た!」 アタシは嬉しくて顔を上げた。 すると そこにはこないだと同じように また異常なほどに近い距離で 西院くんの顔があった。