彼とアタシの1週間


視線の先にあったのは。


西院くんが教室のドアから
自分の腕時計を反射させて
光をアタシに当てていた。




なんなの、

この最悪のタイミングで現れるって・・・!





「なにすんのよっ!」


アタシはドアへと駆け寄って
西院くんに怒鳴る。




あれ・・・?


メガネ・・・。





「・・・メガネ

・・・昨日までかけてた

予備用とか言ってたのと

違う・・・?」






「あ?これ?

結局作り直した。

5万かけてね」



そう言って彼は笑う。





なんてイヤミな・・・。