みんなサッカーばかりやってきたヤツら。



俺の現役時代を知ってくれてて、すんなり受け入れてくれた。



「お疲れ~っス」

「お疲れ…」

「尚さん、瀕死?」

「そんなことねぇ!!」

「俺的にはぶっ倒れてもらいたいっスね~。マジで俺のポジション取られそうだし」

「今のうちに楽しんどけよ。そのうち俺がレギュラーもらうから」

「あははっ!!本気でやべーなぁ~」



めちゃくちゃセンスのいい、年下のヤツ。



俺と同じポジションで、日本代表に呼ばれるほどの実力。



負けたくねぇ!!



と、思っても、毎日の練習はカラダに堪える…。



「ただいま…」

「おかえり~。風呂は?」

「シャワー浴びてきた…。寝る…」

「メシ食えよ!!尚道のために作ったのに」



全員、俺のカラダのためにメニューを考えてくれるようになった。



野菜が増えたし、週1で悠大が作るカレーが食卓から消えた。



「おかずだけ食うな。米を食え」

「嫁かよ…、陽…」

「タンパク質は大事!!」



腹いっぱい…。