お互いにシャワーを浴び、旅の疲れが襲ってきた。



「電気消すね」

「そのままでいいっス」

「なんで?」

「暗いの、ヤダ」



セットアップのパジャマのショートパンツから出る細くて長い足。



ルカって、一般的に見ても魅力的…。



「悠大っ、電気ヤダ!!」

「俺は暗いのがヤダ」

「見…ないでよぉ…」



毎回、腰のタトゥーにキスマークをつける。



レオ先輩の名前を消してやることができないから…せめてもの抵抗。



「後ろは悠大が見えないっ…」

「じゃあこっち向いて」

「恥ずかし…」



そんなヒマなくなるくらいにしてやる。



それに、俺にはなにも隠さなくていいんだから。



「ルカ、放置してごめんね」

「今言うの、やっぱり卑怯…」

「うん、知ってる。ってか久しぶりすぎて余裕ねぇかも…」

「そんなんじゃ足りない…」

「大丈夫、体力だけには自信あるんで!!」

「あははっ!!部活もいいもんだね」



放置した分、いっぱい愛してあげるから。



許してね、ルカ。