教えてほしそうなルカ。



せっかくふたりなのに。



「ヤダから」

「教えてよ」

「勉強するために呼んだんじゃない」

「なにするため？」

「カラダ、治った…」

「ヤりたいの？」



頷くと、ルカは微妙な顔。



ムラムラすんのに。



「最近暑いからシャワーとか浴びたい…」

「ケントさん、今日バイト。尚さんも当たり前のようにバイト」

「朝比奈 陽!!帰ってくる…」

「電話する」



陽に電話をしたら、今からスミレちゃんとデートらしい。



シャワーなら浴びたらいい。



「マジで…？」

「ん、いってらっしゃい」

「行ってきます…」



渋々シャワーを浴びに行ったルカに、ちょっとドキドキ。



早く俺のにしたかった。



ルカの中のレオ先輩を忘れさせたくて。



俺でいっぱいにしたいから…。



ルカが出た後は俺もサラッとシャワー。



邪魔するものは何もない。



「ほ、本当に…？」

「ん」

「ヤダ…な…」



不安そうな顔…。