今カレの俺にそんなこと言うなよ。



「なぁ、取り戻したくなったらどうすりゃいいと思う?」

「それはっ…ダメです」

「俺のだったのに…。監禁でもすりゃあよかったな」



歪み方ハンパねぇ…。



でも、やっぱりレオ先輩はルカを本当に好きだったんだと思う。



「諦めて…ください…」

「別にいいよ」

「よかった…」

「まぁ、アイツにいろいろ仕込んだの、俺だけど~」



む、ムカつく…。



身を持って体験したから余計ムカつく!!



「そういうことで!!俺、すげー傷つけたから…お前は大事にしてやって?」

「はい」

「酔っててよかったぁ~。次の店行くぞ、深山!!」



ケントさんがレオ先輩を蹴り飛ばし、ケンカになりそうだったのでケントさんを連れて逃げた。



もう関わらない!!



「悠大、上条に気に入られたのか…」

「いや、嬉しくない」

「ウザいよな、アイツ。60回くらいボコボコにしてもまだ懲りねぇ」

「「え"っ!?」」



気分がよかった夜、ケントさんにだけは逆らわないと心に決めた。