ラブハンター

気の強そうな長い髪の女。



俺はタイプじゃない。



「帰れば?」



それだけ言って部屋に戻り、寝た。



朝は久しぶりによっさんのメシ。



「邪魔」

「ちょっと待ってろよ~…。髪が…」

「シャワー浴びてぇから退けろ」

「あ"ぁぁぁ~!!キマらない!!」



毎日時間のかかる陽をバスルームから出し、シャワーを浴びた。



鏡を見る度、イヤになる。



どっから見ても怖いよな、俺って。



デカいし、目つきわりぃし。



「そんなに自分に見とれなくても…」

「ちげぇよバカ」

「お前はカッコイイよ。デカいし…。日本人離れしてるよなぁ…。彼女、可哀想だな…」



どこ見て言ってんだ、よっさん。



寝たから元気になったみたいだな。



「自分に自信持て。お前が着てくれた服は売れんだぞ~?」

「あるなら仕事回して。金欲しい」

「ん、了解」



どっか連れてってやりてぇ。



若菜の笑った顔、大好きだから。